PAKKERINO///2017/07『針山屋』


……針山屋になろうかな、と鳥の巣頭がつぶやくので、小柄な茶色のくまはまるい耳をぴくりとさせる。

鳥の巣頭が語るところによると、PAKERIのマトは石塑粘土製。そのマトはヨーヨーキルトのポシェに入っていて、ポシェはどうやってできているかというと、まるくきった布のぐるりを、針でちくちく縫って、糸をしぼって出来上がり。一枚の布切れが、あっという間にキルトに変身。まるで魔法だ。マトリョーシカの娘さんたちはせっせとマトポシェを縫って、銀色の細い針が部屋の中であちらこちらできらきら光るけれど、どの一本も行方不明になったりはしない。娘さんたちのお針箱の中には、針山猫がいるからだ(あるいは、針山はりねずみが)。彼らは背中に針をあずかる仕事をまかされている。針山猫は香箱をつくって娘さんたちの手元を見張っているし、針山はりねずみはにこにこしながら、背中にまちばりの“毛皮”ができることを夢見ている。針山動物とでもいうべき彼らは裁縫の良き相棒で、つねに裁縫の基本ルールを教えてくれる。≪針は針山へ≫。針の紛失は一大事だ。身近な手仕事だからこそ、安全に楽しくしたいもの。だから、針山屋になるのだ……。

7月のPAKERIは『針山屋』。針山猫PUKUの新柄や、いろいろな針山が登場します。

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庭屋敷町のPAKERIについて

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パケリのおはなし

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