パケリ通信2017/09『不思議なともだち』

PAKKERINO
2017/09



名前をつけると、あたらしい関係が生まれる。
モノの名前、ケモノの名前、ヒトの名前。限られた空間でのみ通用する、特別な名前。はじめて出会う何かへの、はじめましての挨拶。良く知っている誰かへの、あたらしいアプローチ。あたらしい命。古なじみの命。関係を築く。どういう意味?意味があるなら伝えてみる。秘密のままでもいい。単に、響きが気に入ったから…そんな理由かもしれない。それでも、その名にふさわしいと思ったからあなたが彼らにそれを与えた。贈り物として。あなたの名前はなんというの?その名前は誰からもらったもの?気に入っている?そうでないなら、じぶんで名前をつけるのもいい。あなたがあなたに与える、ふさわしい名前を。呼吸が楽になる。名前はおまじないの呪文だから。あなたは名前を手に入れる。水面が近づく。大きく息を吸って。
わたしたちは、その名にちなんで生きていく。

九月のPAKERIは『不思議なともだち』。何気なく愛称をつけて呼んでいる日用品や(それらには物語がうまれて、もはや生きているかのような存在感がある)、庭屋敷町に暮らす不思議な住民たちのmatoが登場します。